就学支援金とは、正しくは高等学校等就学支援金制度。国による授業料支援のことを言う。
この制度を利用すると、公立高校は授業料は無料、私立高校でも“授業料”が“実質”無料化される家庭“も”ある。
おおむね、公立高校では問題ないが、
この、私立高校への制度の適用にはいくつか条件がある。
要は、私立高校の「授業料無償化」「実質無償化」という言葉で、「私立高校に完全無料で行けるようになった!」と 思ってはいけない。
私立高校に入るには、授業料の他、入学金や施設費、制服などの費用が掛かってくる。 このうち、あくまでも授業料を補助してくれるのが「授業料の無償化」の制度。
補助される金額は、家庭の収入や全日制、通信制でも変わり、一見するだけでは分からない。
そして、ここは重要!
この就学支援金は国から、年度末に学校に直接支払われる。
そのため、多くの学校では保護者は入学時にいったん、全額を支払う必要がある。
(中には、あらかじめ就学支援金でもらえる額を引いた金額を納入額としてくれる学校もある。
これは、学校ごとの対応になるので、学校に直接尋ねてみるしかない)
このほか、お住いに地域によっては、自治体による独自の補助制度がある場合もあるので、 お住いの自治体の制度を調べてみることをおすすめしたい。
就学支援金をざっくり理解する👉 高等学校等就学支援金制度に関するQ&A(文科省)
高校等(高専、高等専修学校等を含む)に在学する、日本国内に住所を有する人。
ただし、世帯収入の目安が910万円以下。
以下の人は、対象にならない。
・高校等(修業年限が3年未満のものを除く)を卒業又は修了した人
・高校等に在学した期間が通算して36月(定時制・通信制等の場合は48か月)を超えた人
就学支援金リーフレット(文科省)
👉就学支援金手続きリーフレット(文科省)
学校種別ごとの支払期間と限度額👉支給期間・支給限度額一覧(文科省)