パンクロックと政治を愛するアスペルガーの繊細さん
アスペルガー気質で繊細さんでもある息子。
正義感が強くて、自分の正義から逸脱した出来事を見過ごすことができません。
息子は小さいころからあまり集団になじむタイプではなかったのですが、それでも小学校は普通に卒業しました。
友達が泣いていたら自分のことのように泣き、電車でお年寄りが乗ってきたら席を譲ります。
アスペルガー気質のために小さい時から「変わっている」と言われることもありましたが、
(たとえば2歳くらいから敬語を使いこなしたので、タラちゃんと呼ばれたこともありました!)
「変わってるって良いこと」
「変わってるって褒め言葉」
と息子に言いながら、自分にも言い聞かせて、大きくなってきたのです。
何かに熱中したら、話しかけても気づきません。
中3の現在、息子はロックに狂い、ギターを独学で弾けるようにもなり、
政治が何よりも大好物。
英語は、話せるように毎日オンラインレッスンを受けています。
好きなことが明確に分かり、将来に展望を持っています。
現在、息子はフリースクールに毎日通い、黙々とひとり、勉強しています。
中学卒業までこのスタイルで行くのか、高校はどうするのか、考えなければいけないことがあるにはあるのですが、
今彼はこの生活スタイルを気に入って、毎日元気に出かけていきます。
好きなことが分かり、自分で考えたことをやれる、
今はそれができれば十分、私としてはいうことなし、なのです。
(中学校に転校したての頃、担任の先生にあてて書いた自己紹介文の下書きから)
こんにちは。
令和の西城秀樹、〇〇(名前)で す。
これから、私の学校生活において
私自身のカラーを存分に発揮して行ければと考えており、
まだ数日しか登校していませんので、
今回は是非、自己紹介をさせてください。
ワタクシ、生まれも育ちも葛飾柴又、、
ではなく、
生まれは東京は〇〇(地名)、
ロックンロールに生を授かり、
その後は都内を中心に計11回引っ越しを経験しました。
人呼んで、反骨精神の代名詞・○○(名前)こと
マイケルと発します。
(フィリピンでは実際にマイケルと呼ばれていました)
趣味はロックギターの演奏、
歌、音楽鑑賞、映画鑑賞、
政治の研究(好きな分野は憲法・思想研究・政治史)
です。
尊敬する人物は、玉川上水にて
愛人と共に身を投げてその一生を終えた、文豪・太宰治で、
一般的には受け入れられ難い
彼のちょっとへたれな生き様が
少し自分と重なる部分があり、敬愛しています。
将来は海外を進路に考えており、
ハリウッド俳優かミュージシャンになりたいと思っています。
僕は学ぶことが大好きです。
それは教科を越えて
様々な知識や教養を新たに得ると言う喜び、
そしてそれを自分のものとした時の達成感こそが、
何よりも自分自身を高めていくことにつながると思うからです。
私が登校した数日の学校生活の中で、
ある先生が
『今学ぶのは、将来、良い大学に入って、いい会社に入って”楽”をするためだ』
と仰っていました。
なるほど、そう言う考えもあるのかと思う反面、
『生涯学習』という言葉があるように、
私は、人は学問だけでなく、
あらゆる分野の事柄を生涯学ぶことによって、
人生を創っているものだと感じており、その考えに少し驚きました。
いずれにしましても、
これから一生懸命、楽しく勉学に励んでいきますので
どうぞよろしくお願い致します。